こんにちは。
ハーブ愛好歴は十余年、bebeherbの”まる”です。
といった疑問の声をよく聞きますが
もしハニーブッシュティーを一言で表すとしたら、
【優雅な香りがする子宝ハーブティー】ですね。
こちらのページでは、ハニーブッシュの効果や禁忌、ルイボスティーとの違い、効果的な飲み方、おすすめ商品をご紹介します。
もくじ
ハニーブッシュとは?
ハニーブッシュとは、南アフリカに生息するマメ科シクロピア(Cyclopia)属の灌木ハーブです。
シクロピア属は20以上の品種が確認されており、そのうち5種類ほどが飲用として消費されます。
その中でも、【シクロピア・インターメディア】という種が、もっとも香りか高く、最高級品とされています。
ハニーブッシュティーは以前まで野生種のみでしたが、品種によってはたいへん希少なものもあるため、現在は野生種と栽培種の2種類になっています。
ハニーブッシュティーの効果と禁忌
ハニーブッシュの効果や禁忌のまとめています。
ハニーブッシュティーには、喉の調子を整える”ピニトール”という成分が含まれているのが特徴です。
ピニトールには、血糖値を下げてインシュリンの働きを高める効果もあるため、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性にもよく飲まれています。
また、ハニーブッシュに含まれるフラボンやイソフラボンは、大豆のフラボンとイソフラボンに似ており、女性ホルモン様としての効果を発揮します。
ルイボスティーとの違いは?
ルイボスティーとハニーブッシュ、どちらもメディカルハーブであり、産地は南アフリカのみ。
ノンカフェインで、発酵させたティーです。
それぞれ特性や有効成分が非常に似通っているため、実は効果もよく似ています。
どちらも豊富なフラボノド成分が含まれおり、主に「女性ホルモン様」「抗酸化作用(=からだのサビを防ぐ働き)」「代謝を上げる作用」などの効果が共通しています。
ハニーブッシュティー | ルイボスティー | |
学名 | Cyclopia intermedia等 | Aspalathus linearis |
英名 | honey bush | rooibos/red rooibos |
産地 | 南アフリカ | 南アフリカ |
茶葉の部位 | 葉、花、茎 | 葉、茎 |
製茶 | 発酵 | 発酵 |
味・香り | バラのような香り クセのない発酵茶 | ほのかな甘い香り 紅茶のような味 |
主な特性・成分 | ピニトール、フラボン、イソフラボン、クメスタン、ルテオリン、4-ヒドロキシケイ皮酸、ポリフェノール、キサントン、マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン | フラボノイド(アスパラチン、ルチン、オリエンチン、ジヒドロイソオリエンチン 、ジヒドロオリエンチン、イソビテキシン等)、マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄 |
カフェイン量 | ゼロ | ゼロ |
効果 | 女性ホルモン様、抗酸化、代謝促進、去痰 | 女性ホルモン様、抗酸化、代謝促進、抗アレルギー |
禁忌や副作用 | - | -(※副作用はないが、肝毒性の疑いがある。国内外において複数件の被害報告あり) |
飲み方 | 煮出し、お湯出し | 煮出し、お湯出し、水出し |
ハニーブッシュティーとルイボスティーの大きな違いは何でしょうか?
それは『 味 』です。
ハニーブッシュには特定の鎮静作用はありませんが、その芳香の高さゆえ、ルイボスティーよりリラックス効果は高いとです。
南アフリカの住民の方がハニーブッシュティーを作るとき、”部屋中に香りを充満させるようストーブで作る”といい、やはりアロマ効果を感じずにはいられません。
ハニーブッシュティーの味は?
ハニーブッシュの花は、”ハチミツ”の香りがするため、『ハチミツの灌木=ハニーブッシュ』と呼ばれています。
しかし一度ティーにすると・・・ハチミツの香りは一切なく、高貴なお花の香りがします。
わたしが初めてハニーブッシュティーを飲んだときは「まるでフリージアみたい」とフローラル感を覚えました。
味は、タンニンの含有量がとても少ない発酵茶なので、マイルドで紅茶のようなコクがあります。
※タンニン量:コーヒーは0.25g、ハニーブッシュは0.01mg以下(五訂増補日本食品標準成分表より引用)
「ルイボスティーより甘くて好みの味」と感じるの方も、いらっしゃいますね。
ハニーブッシュティーの飲み方
小さじ1杯を95~98くらいのお湯で5~10分以上しばらく置いてから飲むと、有効成分がより効果的に摂取できます。
※低タンニンなので茶葉を入れっぱなしでも渋くなりません。
ハニーブッシュティーは、ミルクや砂糖を足さない方が、繊細な香りを楽しむことができます。
ハニーブッシュには禁忌や副作用の報告がないため、摂取する量に制限はありません。
おすすめなのは、1日3杯ほど一杯ずつ間隔をあけて飲むと、効果的に摂取できます。
飲むタイミングはいつでも問題ありませんが、ハーブの効果をより高めるなら食事前の方が良いでしょう。
ノンカフェインなので、寝る前でも飲むことができますよ。
だから、マイボトルに入れて持ち歩くのもおすすめよ。
ハニーブッシュティーおすすめ3選
それでは、最後にbebeherbオススメのハニーブッシュティーをご紹介します。
無印良品 オーガニックハーブティー ハニーブッシュ&レモン
原材料:有機ハニーブッシュ、有機レモングラス、有機キャロブ、有機ジンジャー、有機レモンマートル、有機レモンピール
内容量:17.1g(1.9g×9袋)
価格:¥390(2019年8月16日 15:30時点の無印良品の価格)
ハニーブッシュをキーハーブにしたブレンドティー。
ジンジャーの香りと後口にスパイス感、ハニーブッシュとレモンで甘味と酸味を感じる一杯になっています。
リフレッシュにお勧めです。
無印良品には他に、『アップル&ハニーブッシュ』という商品もありますが、香料でハーブオリジナルの香りが半減するためこちらが◎
H&F BELX ハニーブッシュ&ルイボスティー
原材料:ハニーブッシュ、ルイボス
内容量:125g(2.5gx50包)
価格:¥1,750(2019年8月16日 15:30時点のH&F BELXの価格)
H&F BELXとは、都内と神奈川に数店舗あるノンカフェインのハーブティー専門店です。
お店で人気なのが、ハニーブッシュとルイボスティーをブレンドしたこちらの商品。
紅茶よりも深いコクが特徴的で、一度飲めば口の中で癒しのハーモニーを奏でてくれることでしょう。
どちらのハーブも妊娠しやすい体作りに効果的と言われており、多種にわたるフラボノイドの相乗効果も期待できます。
ガスコ ハニーブッシュティー
原材料:ハニーブッシュ
内容量:32.4g(1.8g×18ティーバッグ)
価格:¥540(2019年8月16日 15:30時点のAmazonの価格)
ガスコのハニーブッシュは、ワイルドクラフト(野生)のインターメディア種を使用しているため、非常に香りが高くて美味しいと好評です。
ちなみにガスコはティーカップマークで有名なルイボスリミテッド社の子会社です。
ティーバッグだけでなく、ペットボトルのハニーブッシュティーも販売しており、成城石井や紀伊国屋など主に自然食品店で販売されています。
ハーブ専門店ではカリス成城、生活の木、H&F BELX、ルピシアで在庫を確認しています。
ぜひお気に入りのお店を見つけてみてくださいね。
参考記事>>市販のハーブティー専門店7選
編集後記
ハニーブッシュの魅力、わかっていただけたでしょうか?
ハニーブッシュティーは一度飲むとクセになるんですよね。
まるでオランダの花畑に紛れ込んでしまったかのような華やかな香りと高揚感・・・
ものすごく中毒性ありありの飲み物なんです。
と言ってるそばから、ハニーブッシュティーが飲みたくなってきました(>_<)
という訳で、今からキッチンに作りに行ってきます。
今日もハーブティーで乾杯。