【一覧】ハーブティーの効能と禁忌および用語集(妊活・妊娠中・産後向け)

ハーブティーの効能一覧、禁忌、作用の意味

 

ハーブティーの効能および禁忌を一覧にまとめました。

 

とくに、妊活中~妊娠中~産後にかけての女性に向けた内容になっています。

 

また、後半ではハーブ作用の意味についても解説いたします。

 

 

1. ハーブティーの禁忌と効能一覧(アイウエオ順)

ア~オ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
アシュワガンダストレス、不妊、貧血、不眠、性的機能不全妊娠中の人
アンゼリカ(トウキ)生理痛、無月経、不妊、切迫流産、貧血、分娩後の出血、女性ホルモンの低下、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、子宮筋腫、HIV/AIDS妊娠中の人、子ども。飲用後は直射日光に当たらないよう注意。
イエロードックPMS、生理痛、月経過多、無月経、月経時の頭痛、不妊、貧血、便秘、女性ホルモンの低下、腹部膨満感、おでき・湿疹・じんましん等の皮膚疾患、良性乳房異形成症、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、陰部ヘルペス、乳がん、HIV/AIDS腎臓胆石の既往症がある人は注意。
ウィッチヘーゼル月経過多、会陰裂傷、腹部膨満感、下痢、鼻血、子宮内膜症、子宮脱、陰部ヘルペス
エキナセアカンジダ症、膀胱・腎臓の異常、産後の子宮の感染症、乳腺炎、おでき、やけど、湿疹・じんましん等のアレルギー、インフルエンザ、花粉症、歯痛、乳房膿瘍、腎炎、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、陰部ヘルペス、骨盤内炎症性疾患、がん、HIV/AIDSキク科アレルギーの人は注意。
エルダーフラワー喉の痛み、風邪、うつ、乳腺炎、腹部膨満感、花粉症
オーツムギストレス、PMS、無月経、不妊、さしこみ・けいれん、胃炎、便秘、高血圧、うつ、性欲減退、子宮内膜症、カンジタ症、がん、HIV/AIDS
オオバコ膀胱・腎臓の異常、浮腫(むくみ)、腹部膨満感、乳房膿瘍、膀胱炎、子宮がん、子宮頸がん、HIV/AIDS腸障がいがある人。糖尿病の人は注意。

 

カ~コ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
ガーリック母乳不足、乳腺炎、性欲減退、乳房膿瘍、腎炎、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、陰部ヘルペス、がん、HIV/AIDS子どもや授乳中の人は大量摂取に注意。
カモミールジャーマンストレス、PMS、生理痛、月経過多、無月経、生理時の頭痛、便秘、つわり、不眠、カンジダ症、膀胱・腎臓の異常、胸やけ、出産への緊張と不安、出産の苦痛、花粉症、乳腺炎、頭痛、子宮内膜症、膀胱炎、腎炎、膣・外陰部の感染症、がん、HIV/AIDSキク科アレルギーの人は注意。
キャットミントストレス、PMS、遅い生理、無月経、のどの痛みや咳など初期の風邪、腹部膨満感、緊張からくる頭痛、下痢、不眠、母乳不足
クリーバーズPMS、生理痛、カンジダ症、膀胱・腎臓の異常、浮腫(むくみ)、乳房のうっ血、乳腺炎、乳房腫瘍、膣・外陰部の感染症、陰部ヘルペス、乳がん、HIV/AIDS
ゴーツルー母乳不足、糖尿病
コーンシルク(とうもろこしのひげ茶)PMS、高血圧、痛風、関節炎、膀胱・腎臓の異常、浮腫(むくみ)、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、カタル
コショウPMS、生理時の頭痛、便秘、つわり、胸やけ、性欲減退、腹部膨満感、花粉症、陰部ヘルペス、がん胃腸刺激作用に注意。

 

 

サ~ソ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
サントリソウ/ミルクシスルストレス、生理痛、月経時の頭痛、月経促進、母乳不足、がん妊娠中の人
シナモンPMS、生理痛、無月経、不妊、つわり、胸やけ、母乳不足、性欲減退、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、子宮筋腫、がん、HIV/AIDS妊娠中、シナモンアレルギーの人
シャタバリ生理痛、無月経、不妊、切迫流産アスパラガスアレルギーの人。エストロゲン感受性のある人は注意。
ジンジャーPMS、生理痛、無月経、月経時の頭痛、不妊、冷え症、便秘、つわり、胸やけ、乳腺炎、性欲減退、カンジダ症、子宮筋腫、がん、HIV/AIDS熱耐性が弱い人、胃炎や胆石のある人は注意。
スカルキャップストレス、PMS、生理痛、月経過多、無月経、月経時の頭痛、不妊、貧血、つわり、不眠、膀胱・腎臓の異常、高血圧、陣痛、出産への緊張と不安、子宮頸の硬直、分娩後の痛み、うつ、頭痛、性欲減退、良性乳房異形成症、子宮内膜症、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、がん、HIV/AIDS
スリッパリーエルム便秘、つわり、胸やけ、乳腺炎、腹部膨満感、乳房膿瘍、がん
セイヨウオキナグサストレス、PMS、生理痛、分娩後の痛み、産後うつ、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢胞妊娠中の人。生(フレッシュハーブ)はNG。
セージPMS、無月経、陣痛、出産の苦痛、子宮脱妊娠中、授乳中の人
セントジョンズワートストレス、PMS、不眠、出産への緊張と不安、子宮頸の硬直、会陰裂傷、うつ、乳房のうっ血、腹部膨満感、陰部ヘルペス、がん、HIV/AIDS飲用後に直射日光に当たらないこと。次の薬を服用中の人は控えるか医師または薬剤師に相談する。経口避妊薬、血液凝固防止剤、強心薬、抗不整脈薬、免疫抑制薬、抗HIV薬、気管支拡張薬、てんかん薬。

 

 

タ~ト

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
タイム月経時の頭痛、つわり、カンジダ症、膀胱・腎臓の異常、子宮の感染症、乳腺炎、膣・外陰部の感染症、骨盤内炎症性疾患、がん、HIV/AIDS妊娠中の人
ダンデライオン(たんぽぽ茶)PMS、月経過多、無月経、生理時の頭痛、不妊、貧血、便秘、おでき、膀胱・腎臓の異常、浮腫(むくみ)、高血圧、乳房のうっ血、乳腺炎、良性乳房異形成症、乳房膿瘍、子宮内膜症、膣・外陰部の感染症、陰部ヘルペス、子宮筋腫、卵巣嚢胞、乳がん、HIV/AIDS胆汁管の障がい、重篤な胆嚢炎、もしくは腸障がいがある人。
チェストツリーPMS、生理痛、月経過多、無月経、生理時の頭痛、吹き出もの、不妊、切迫流産、つわり、産後うつ、母乳不足、女性ホルモンの低下、良性乳房異形成症、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢胞、PCOS、がん
チョウセンニンジンストレス、不妊、女性ホルモンの低下、花粉症、子宮脱、がん、HIV/AIDS高血圧の人
チリ(カイエンヌ)月経時の頭痛、性欲減退、冷え症
ディル母乳不足、腹部膨満感

 

 

ナ~ノ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
ネトル貧血、妊娠時のさしこみ・けいれん、骨粗しょう症、高血圧、母乳不足、花粉症、がん、HIV/AIDS

 

 

ハ~ホ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
バードック(ゴボウ茶)PMS、生理不順、生理痛、月経時の頭痛、貧血、便秘、母乳による乳児湿疹、おでき、腹部膨満感、膀胱炎、関節炎、高血圧、良性乳房異形成症、乳房膿瘍、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、陰部ヘルペス、子宮がん、子宮頸がん、HIV/AIDS
バーベインストレス、PMS、生理痛、月経過多、無月経、月経時の頭痛、不妊、貧血、不眠、頭痛、膀胱・腎臓の異常、陣痛、うつ、母乳不足、性欲減退、良性乳房異形成症、子宮内膜症、膣・外陰部の感染症、カンジダ症、がん、HIV/AIDS妊娠中、高血圧の人、もしくは子ども。
パッションフラワーストレス、PMS、月経時の頭痛、不眠、寝汗、腎臓・膀胱の異常、高血圧、出産への緊張と不安、子宮頸の硬直、HIV/AIDS
フィーバーフュー陣痛、頭痛妊娠中の人。キク科アレルギーの人は注意。
フェンネル便秘、つわり、カンジダ症、胸やけ、母乳不足
フォルスユニコーンルートPMS、生理痛、月経過多、無月経、月経時の頭痛、吹き出もの、不妊、切迫流産、つわり、浮腫(むくみ)、出産への緊張と不安、分娩後の痛み、分娩後の出血、産後うつ、母乳不足、女性ホルモンの低下、膣の乾燥、良性乳房異形成症、子宮内膜症、子宮脱、陰部ヘルペス、骨盤内炎症性疾患、子宮筋腫、卵巣嚢胞、がん胃腸障がいのある人は注意。
ブラックコホシュストレス、PMS、生理痛、月経時の頭痛、陣痛、子宮痙の硬直、胎盤停留、分娩後の痛み、乳腺炎、寝汗、良性乳房異形成症、乳房膿瘍、卵巣嚢胞妊娠初期、授乳中の人。
ブルーコホシュ生理痛、無月経、切迫流産、陣痛、子宮痙の硬直、女性ホルモンの低下、骨粗しょう症、子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患、子宮筋腫、卵巣嚢胞妊娠初期の人
ホーステール(スギナ)さしこみ・けいれん、膀胱、腎臓の異常、浮腫(むくみ)、骨粗しょう症、膀胱炎、子宮脱、卵巣嚢胞、がん心臓・腎臓機能不全の人
ホーソン(セイヨウサンザシ)ストレス、不眠、冷え症、動悸、不整脈、下痢、妊娠高血圧症
ホップストレス、PMS、月経時の頭痛、貧血、つわり、女性ホルモンの低下、頭痛、子宮脱、HIV/AIDSうつの人は注意。

 

 

マ~モ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
マザーワートストレス、PMS、生理痛、無月経、吹き出もの、出産への緊張と不安、出産の苦痛、子宮頸の硬直、女性ホルモンの低下、子宮内膜症妊娠中の人
マリーゴールド(カレンデュラ)PMS、生理痛、月経過多、無月経、吹き出物、ガンジダ症、膀胱・腎臓の異常、陣痛、会陰裂傷、乳房のうっ血、乳腺炎、膣の乾燥、腹部膨満、良性乳房異形成症、乳房膿瘍、子宮内膜症、子宮脱、膣・外陰部の感染症、ガンジダ症、陰部ヘルペス、骨盤内炎症疾患、子宮筋腫、乳がん、子宮がん、子宮頸がんキク科アレルギーの人は注意。
メデゥスイート月経時の頭痛、妊娠時のさしこみ・けいれん、つわり、膀胱・腎臓の異常、胸やけ、浮腫(むくみ)、膀胱炎子ども、アスピリンアレルギーの人

 

 

ヤ~ヨ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
ヤロー無月経、高血圧、乳房のうっ血、花粉症、腎炎、子宮筋腫妊娠中の人。キク科アレルギーの人は注意。多量飲用による頭痛やめまいに注意。

 

 

ラ~ロ

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
ラズベリーリーフ生理痛、月経過多、吹き出もの、不妊、切迫流産、貧血、便秘、つわり、膀胱・腎臓の異常、浮腫(むくみ)、高血圧、陣痛、出産への緊張と不安、胎盤停留、母乳不足、乳腺炎、子宮内膜症、膀胱炎、子宮脱、陰部ヘルペス妊娠中の人
ラベンダーストレス、生理痛、無月経、月経時の頭痛、つわり、腎臓・膀胱の異常、出産への緊張と不安、出産の苦痛、分娩後の痛み、乳腺炎、腹部膨満感、頭痛、
リコリスPMS、不妊、胸やけ、産後のストレス、PCOS、HIV/AIDS肝臓疾患、高血圧、腎不全、糖尿病、妊娠中、授乳中の人は多量に飲用しない。
リンデンフラワーストレス、月経時の頭痛、不眠、高血圧、出産への緊張と不安、出産の苦痛、母乳不足、頭痛、腎炎、HIV/AIDS
レディースマントル生理痛、月経過多、月経時の頭痛、不妊、切迫流産、乳房鬱血、乳腺炎、子宮内膜症、子宮脱、膣・外陰部の感染症、陰部ヘルペス、骨盤内炎症性疾患、子宮筋腫妊娠中の人
レモンバームストレス、PMS、生理痛、月経過多、月経時の頭痛、不妊、つわり、不眠、膀胱・腎臓の異常、胸やけ、高血圧、出産への緊張と不安、産後うつ、母乳不足、性欲減退、HIV/AIDS
ローズ重い生理、月経不順、不妊、性欲減退、子宮がん、子宮頸がん妊娠中の人
ローズマリーストレス、PMS、生理痛、月経過多、無月経、月経時の頭痛、不妊、つわり、カンジダ症、膀胱・腎臓の異常、出産の苦痛、うつ、性欲減退、骨粗しょう症、腹部膨満感、頭痛、冷え性、子宮内膜症、膣・外陰部の感染症、がん、HIV/AIDS妊娠中や高血圧の人は長期または多量に飲用しない。

 

 

ハーブティーの種類効果・効能禁忌
ワームウッドPMS、無月経、月経時の頭痛、陣痛、子宮の感染症、あかぎれ、HIV/AIDS妊娠中、授乳中の人。長期・多量使用は注意。
ワイルドヤムPMS、生理痛、不妊、つわり、陣痛、出産への緊張と不安、分娩後の痛み・出血、子宮内膜症、子宮脱、子宮筋腫

※ハーブだけでなく、一部スパイスも含まれています。

※今後、必要に応じて、ハーブティーの種類を追加する予定です。

 

妊娠中におけるハーブの効能・禁忌について
本文下部に記載している文献を元に、一覧にしています。

ただし、妊娠中のハーブが、あなたやあなたの赤ちゃんに害を及ぼす可能性があるかどうかを示す研究は、完全に明らかではありません。

また、効能一覧はハーブティー(抽出液)として飲む場合を前提としており、医薬品として大量に使用もしくは多量飲用した場合、有害になる可能性もあります。妊娠中にハーブを薬用として多量使用する場合には、医師に相談してください。

関連記事:妊活中に避けるべき禁忌ハーブとは?飲んでしまった場合

 

 

2. ハーブティーの作用の意味(働きがわかる用語集)

 

※あいうえお順

作用読み方働き(意味)
鬱血除去うっけつじょきょ血液が滞留している状態をスムーズにする
エストロゲン様えすとろげんよう女性ホルモン(卵胞刺激ホルモン)似た作用をもつ
緩下かんげ腸のぜん動運動を促し、おだやかな作用で便秘を解消する
緩和かんわ自律神経や筋肉の緊張をゆるめ、心と体をおだやかにする
機能亢進きのうこうしん何らかの刺激を与えて、神経や臓器を活性化する
機能調整きのうちょうせい心身の機能、気管の働きを正常な状態に回復する
矯臭きょうしゅう不快なにおいを和らげ、香りをととのえる
強壮きょうそう心身の活力を高め、運動による疲れやストレスに対する適応力を強くする
矯味きょうみ味をととのえて、飲みやすく、食べやすくする
去痰きょたん風邪・喘息(ぜんそく)などによって、気管や気管支にたまった痰(たん)を除去する
駆風くふう胃や腸内にたまったガスを排出し、腹の張りや痛みを和らげる
抗カタルこうかたる粘膜の炎症による咳や鼻水、のどの腫れや痛みの症状を改善する
抗酸化こうさんか活性酸素などにより、細胞や遺伝子が損傷するのを防ぐ
抗真菌こうしんきんカビや酵母など微生物の生育を防ぐこと
抗糖化こうとうか体内で不要な糖とたんぱく質が結合した老化物質(AGEs:糖化最終生成物)の生成を防ぐこと
鼓腸こちょう腸内にガスがたまって腹が膨れること
催乳さいにゅう母乳の分泌を促進する
弛緩しかん緊張した神経や筋肉などを緩める
止瀉ししゃ下痢を止める
収斂しゅうれん皮膚などを引きしめる
潤滑じゅんかつ皮膚や粘膜にうるおいを与える
消炎しょうえん炎症を鎮めること
浄血じょうけつ血液の汚れをきれいにする
制酸せいさん胃液中の塩酸を中和する
制吐せいと吐き気を抑える
創傷治癒そうしょうちゆ切り傷、すり傷、皮膚に生じた傷を治す
鎮咳ちんがい咳を鎮める
鎮痙ちんけい筋肉の痙攣(けいれん)を鎮める
鎮静ちんせい心身の高ぶりを鎮め、正常な状態に回復する
通経つうけい月経をおこす
排膿はいのう化膿した部分の膿(うみ)を除去する
免疫賦活めんえきふかつ細菌やウィルスへの免疫力を強化し、抵抗力を高める
陽性変力ようせいへんりょく心筋の収縮性を強める
利胆りたん胆汁(たんじゅう)の分泌・排出を促進する
利尿りにょう尿の生成を促し、尿の出をよくする

 

 

参考文献/URL

ISBN4-88282-166-4『The Complete WOMAN’S HERBAL』

ISBN978-4-8163-5054-2『ハーブティー大辞典』

ISBN978-4-490-20452-0『メディカルハーブ安全性ハンドブック』

厚生労働省ポジティブリスト制度についてQ&A『ハーブの定義』

アメリカ合衆国保健社会福祉省『You’re pregnant: Now what? Staying healthy and safe』