妊活中に避けるべき禁忌のハーブティーとは?飲んでしまった場合

期間別に要注意なものをまとめました。基本的に大量(5~6杯以上)に摂らなければ問題ありません。陽性反応があった時点でやめればOK。その他、通院中で服用している人は医師に確認されますようお願いいたします。

【妊活】高温期以降、妊娠で禁忌とされるハーブティーを飲んだときの対処法

 

多くのハーブには薬効成分があります。それは私たちの心と体に働きかけ、バランスをととのえてくれます。

 

ハーブティーの効果効能を知らずに飲んだばかりに、後から気付いて「もし妊娠していて流産したらどうしよう」「お腹の赤ちゃんへの影響は大丈夫かな?」などと青ざめたことはありませんか?私はあります(^^;)

 

結論から言うと、高温期以降に妊娠で禁忌とされているハーブティーを何杯か飲んだからといって、心配することはありません

 

対処法は、妊娠がわかった時点で、禁忌のハーブティーは一旦お休みすれば大丈夫です。

 

ハーブティーとはゆっくりと穏やかに効いていくもの。

薬のように直接ハーブを取り入れているわけではなく抽出した飲み物であるため、大量に飲まない限り問題ないのです。

ちなみに大量とは、シングルハーブティーを4~5杯以上毎日がぶ飲みするくらいの量ですね。

 

 

【期間別】妊活中は避けたい禁忌のハーブティー

 

実は、ハーブ図鑑やメディカルハーブの安全性が書かれた本を調べてみても、妊活中あるいは妊娠前というくくりでは禁忌のハーブは見当たりません。

 

というのは、妊娠中はハーブの成分作用によって子宮が収縮したり月経が促進したりすると流産の危険性もありますが、妊活中はその心配がないためです。それに、ハーブティーの効果で、妊娠できない体質になってしまうような恐ろしいものもありません。

 

しかし、できれば妊活中の一定期間は避けておきたい禁忌ハーブティーがあります。その期間に注意すれば、妊娠しやすい体づくりのためにハーブティーを飲むことは有用です。よかったら、お役立てください。

 

妊活の禁忌ハーブ① 月経期

 

ストレスのない妊活期間を過ごすために、生理中に避けておきたいハーブがあります。

 

【ジュニパーベリー(実)】

学名:Juniperus communis

和名:セイヨウネズ、トショウ

分類:ヒノキ科ネズミサシ属

作用:利尿、消化促進、駆風(お腹のガス解消)、抗菌

 

【サフラワー(花)】

学名:Carthamus tinctorius

和名:ベニバナ(紅花)

分類:キク科ベニバナ属

作用:血行促進、子宮収縮、緩下(便秘解消)、通経、去痰、通経

 

ジュニパーベリーの香りは子宮を刺激する作用があり、サフラワーは血行を促進する働きがあるため、出血量が多い生理中は避けるべきでしょう。

 

 

妊活の禁忌ハーブ② 授乳期

 

【リコリス(根)】

学名:Glycyrrhiza glabra

和名:カンゾウ(甘草)

分類:マメ科カンゾウ属

作用:沈咳、去痰、抗アレルギー、抗ウイルス、消炎、ホルモン様、矯味(甘みの調整)

 

リコリスは砂糖の50倍も甘みが強いのに低カロリーという甘党には魅力的なハーブです。妊活のおやつ代わりに飲むのがおすすめですが、女性ホルモンに似た働きがあるため、授乳中は母乳の質や量に影響が出ます。授乳しながら妊活をされている場合は注意が必要です。

 

 

妊活の禁忌ハーブ③ カフェインNGの時期

 

カフェインは日常的に摂ると受胎能力(妊娠力)を下げる原因になります。それは、カフェインが鉄分や亜鉛の吸収を妨げ、PMSや乳房の病気を引き起こす可能性を高めることが実証されているためです。

※PMS…月経前症候群。心と体に起こる生理前の不快な症状やトラブル。

 

【マテ(葉)】

学名:Ilex paraguayensis

和名:パラグアイティー

分類:モチノキ科モチノキ属

作用:興奮、脂肪分解、利尿、ミネラル補給

 

マテのカフェイン量はコーヒー1杯の1/5程度で控えめなものの、妊活中の常飲は避けたいところです。

また、妊娠中や授乳期もカフェイン入りの飲み物はなるべく気を付けると赤ちゃんへの影響も安心です。

 

【参考】カフェインについて

  • ノンカフェイン=カフェインゼロ
  • ローカフェイン・カフェインレス・カフェインフリー・デカフェ=カフェイン少なめ

カフェインが入っていないのは、ノンカフェインだけです。

※ちなみに私は授乳期に輸入品のブレンド・チャイティーを飲んでしまい(紅茶が入っていることに気づかず💦)、赤ちゃんの乳児失神がひどくなりました。なので、英語表記やブレンドものにはカフェイン表示をよく見てくださいね

 

 

妊活の禁忌ハーブ④ 日中の外出時

 

飲んだ後に直射日光に当たると、日光に対してアレルギー反応が起きる場合があります。日差しの強い時間帯で長居することや大量摂取は避けるべきでしょう。

 

【セントジョーンズワート(花、葉、茎)】

学名:Hypericum perforatum

和名:セイヨウオトギリソウ

分類:オトギリソウ科オトギリソウ属

作用:抗うつ、消炎、鎮静

 

【アンゼリカ(根)】

学名:Angelica archangelica

和名:ヨーロッパトウキ

分類:セリ科シシウド属

作用:健胃、利胆、鎮静、鎮痛、駆風(ガス解消)、血行促進、ホルモン様、発汗、強壮

 

セントジョーンズワートは抗うつ物質であるセロトニンの濃度を高める作用がわかっています。そのため、ストレスに負けそうなときや生理でブルーな気分のときに飲むと効果的です。

 

アンゼリカは子宮の働きを活発にしたり、生理痛を緩和に働きかけたりする作用があります。

 

そのため、どちらのハーブも飲むタイミングさえ気を付ければ、妊活の強い味方になってくれるはずです。

 

 

妊活で禁忌のハーブ⑤ 高温期以降、妊娠がわかった時点

 

リコリス、アンゼリカ、サフラワー、シナモン、ジュニパーベリー、ジンジャー、セージ、タイム、チェストツリー、フィーバーフュー、ヤロウ、レッドクローバー、レモングラス、ローズマリー、モリンガ、バジル、アニスシード、カモマイルローマン、シナモン、セイヨウニンジンボク、タイム、パセリ、パッションフラワー、マリーゴールド

 

関連記事>>>高温期が短いときにおすすめの妊活ハーブティー 

 

持病やアレルギー持ちの場合の禁忌ハーブは考慮していないためご注意ください。以下をページにまとめて記載しております、ご参照ください。
>>ハーブ別の効能や禁忌一覧

不妊治療中やその他通院などで薬を服用されている場合、薬の作用を促進したり阻害したり、禁忌のハーブが存在する可能性も考えられます。ハーブティーを楽しむ前に「これは飲んでも大丈夫かどうか」かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

 

まとめ

 

  • 高温期に入って妊娠中の禁忌ハーブティーを飲んでしまっても問題ない。妊娠がわかった時点で一旦お休みすればOK
  • 妊活というくくりで禁忌は存在しないが、経血量の多い月経期、授乳期、日差しの強いときの禁忌ハーブは妊活中も控えたほうが良い。
  • カフェインの入ったハーブも、妊活中は避けたほうが妊娠しやすい体作りに役立つ。

※こちらのサイト内での掲載内容は、ハーブの有効性を保証するものではありません。日進月歩の情報に処理しきれないときもございます。事故や問題に関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでもご本人の判断・責任のもとご活用ください。持病やアレルギーをお持ちの方、不妊治療中で薬を服用されている方、その他心配な点がある方は、かかりつけの医師や専門家にご相談されますようお願いします。

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