シナモンといえば、三大スパイスの一つ。
(三大スパイス=シナモン、クローブ、ペッパー)
カラダを温める発汗作用が有名ですが。
妊活中にリセットして精神的に落ちているとき、不安なときに『シナモン』のハーブティーを飲むと、気持ちを落ち着かせてくれるんですよ。
というわけで、今回はシナモンの妊活効果についてまとめました。
妊活中のシナモンの効果・効能
PMS・生理痛・無月経に
冷え症や血行不良と思われるときは、生理まわりの症状が出やすくなります。そんなときは、温める効果のあるシナモンが最適。
なにかと病気になりやすい虚弱体質には、カラダ全体の強壮剤として効果があります。
性欲を高める
シナモンは11世紀から媚薬や性欲増進剤として、男女ともに利用されてきました。
エネルギーと生気を上げて、不感症やインポテンツの治療に使われる強壮ハーブです。
妊活中やセックスレスのときは、夫婦で取り入れるのがもっとも効果的です。
他のハーブを効果的に
シナモンの血行促進作用は、他のハーブの働きを高める効果もあります。
たとえば、月経不順・過多月経・子宮感染症・おりものの異常など、子宮に関連した症状によく効くブルーコホシュのようなハーブと併用するとより良いですよ。
不安やストレスを軽減する
シナモンには弛緩作用(緊張をゆるめる作用)があり、けいれんや疝痛をやわらげます。
妊活中は、不安やストレスがたまりやすいですが、温かいシナモンティーを飲むと、そんな気持ちを落ち着かせてくれます。
消化力アップ
シナモンには消化器系を温め、機能を活発にする働きがあります。
そのため、消化不良、疝痛、さしこみ、下痢、吐き気、腸内発酵、腹部膨満感に効果があります。
便秘気味の人には特におすすめですね。
感染症の予防と治療
シナモンは、抗菌・抗真菌・抗ウィルス作用に優れており、樹皮は風邪による咳や発熱によく処方されます。
妊活中は薬を使用したくないので、ホットシナモンティーを飲むと良いです。流感、風邪、カタルその他の感染症予防と治療に役立ちます。
寒気がするとき、ホットシナモンティーを飲むと、発汗を促してくれます。
シナモンの注意点・禁忌
妊活中のシナモンの注意点と禁忌について説明します。
サプリとの併用注意
実はシナモンと言っても数種類あり、香りや成分に違いがあります。
ハーブティーによく使われるのがセイロンシナモンとカシアという種類です。
大量に摂取すると肝機能障害を起こす『クマリン』ですが、セイロンシナモンに含まれるクマリンは、ごく微量。カシアのクマリン濃度はセイロンシナモンの200倍以上です。
参考元:東京都福祉保健局『シナモン含有食品中のクマリンについて』
そのため、妊活に取り入れるときは、セイロンシナモンを選ぶと良いです。
仮にセイロンシナモンが含まれるハーブティーを一度に5~6杯(大量摂取)しても、一日のクマリン摂取限度量を超えることはありません。
ただし、シナモンサプリを併用した場合、クマリン限度量を超える場合があるため、気をつけてください。
妊娠中は禁忌
シナモン精油(アロマオイル)には、サフロールという弱い肝細胞毒性、発がん性、突然変異原性をもっています。
そのため、妊娠がわかったらアロマ精油はストップしてくださいね。
ハーブティーや食品スパイスに香料としてパラパラ程度の微量では、問題ありません。心配なら妊娠3ヶ月までは避けるべきです。妊娠中の大量摂取もやめましょう。
使い方
シナモンの使い方について解説します。
シナモンは樹皮をはがしたスティック状か、それをパウダー状にしたものを使います。
- ハーブティーにスティックを数回かき混ぜると繊細な香りづけになります
- カレーやチャイ、ルイボスと一緒に煮出すと成分がしっかりつきます
- 料理やフルーツ、ハーブティーの仕上げにパウダーを振りかけるのもGOOD
手に入りやすく、管理しやすいので、おすすめはパウダータイプです。
シナモンがブレンドされたおすすめ妊活ハーブティー3選
妊活中は、余計なもの(添加物)はカラダに必要ありません。ブレンドティーを選ぶときは、原材料がハーブのみか確認してくださいね。
①リラックスしたい&免疫力を高めたいときに>>>H&F BELX『フルーツティー レモンバーベナ』(ハイビスカス、ローズヒップ、フェンネル、アニシード、リンゴ、レモンバーベナ、シナモン)
②PMSを解消したいときに>>>マリエン薬局『ウーマンブレンド』(レディースマントル、ラズベリーリーフ、アンゼリカ、メリッサ、アグヌスカストス(チェストツリー)、ホーステール、ネトル、セイロンシナモン、シルバーウィード、フェンネル、マロー、ヤロー、ローゼフラワー)
③三大スパイスで冷え緩和・生理機能アップ>>>ミナト製薬『micocoティー』(温州みかんピール、シナモン、クローブ、スターアニス、ブラックペッパー)
おわりに
冷えは万病のもと。
カラダ全体の血行をよくして冷えや病気から身を守ってくれるシナモン。
妊娠しやすい体質でいるために、ぜひシナモンを活用してくださいね。
編集後記
どうでもいい話で恐縮ですが…
私が新入社員の頃、バス通勤していたんですね。で、バスに乗り合わせる双子のおじさんがいて、いつも二人はニッキ(シナモン)のキャンディーをなめていたのです!
毎朝毎朝、車内がシナモン臭で充満しておりまして…。通勤するのが辛かった(>_<)
だから私がシナモンの香りを嗅ぐと、双子のおじさんを思い出しちゃうんですよねぇ。おじさんたち、今ごろ何してるんだろう・・・?
きっと、おじいさんになってるんでしょうね(笑)